極細の糸で織り上げたリネン100％のワンピースは透け感があり軽やか。だからこそ、黒のロング丈ワンピースでも重く感じません。カシュクールデザインなので、きゅっと閉じて着ればどこかスイート、開けて羽織ればリラクシー。さらに、後ろカシュクールとしても着ることができる3WAYなので、着方によって印象を大きく変えることができます。一枚で着るときは、軽やかさを加速させるキャンバス素材のバッグをポイントに。レイヤードスタイルなら、旬のグレージュのデニムを合わせ、黒を際立たせるコーディネートがおすすめです。

ひと口に「黒」といっても、素材によって表情はまったくと言っていいほど違ってきます。特に夏は着るアイテムの数も限られるから、素材の表情がそのまま着た人の印象に。たとえば光沢のあるとろみ素材のセットアップなら、どこか優しげで、少し魅惑的。そんな素材の雰囲気を自分のものにすることができます。セットアップは少しだけ白を含んだような、ときにチャコールグレーのようにも見える優しげな黒。だからこそ深いブラウンを合わせても沈まず、いつもの黒とは違う、新鮮な着こなしを叶えてくれます。

風をたっぷりとはらみ、贅沢にギャザーを寄せたリネン混のブラウス。見ためも着ている本人も涼感たっぷり。はっきりとした発色の強い黒なので、襟を抜いたり、デコルテを見せることで、女性らしさを際立たせて。そうすると、強い黒が少し優しくなり、夏だからこそできる、肌と黒のコントラストも楽しめます。合わせたボトムスは、スカート派も取り入れやすいラップ風デザインのワイドパンツ。どちらもふわりと風が抜け、夏でも涼しく着ることができます。ただし、ゆるくなりすぎないようにブラウスの裾は前だけINを忘れずに。