Vol.1
リネンで作る、大人の夏スタイル
ファッションエディターであり、スタイリストである大草直子さんによる特別企画。
好評だった秋冬に続き、大草さんが、プルミエ アロンディスモンで夏のワードローブを整えるなら――?をテーマに全2回でお届けします。vol.1でクローズアップするのは「リネン」で仕立てた4つのアイテム。
洋服を選ぶときは、「素材」を重視するという大草さん。
そんな大草さんがこの夏着たいリネンアイテムとは?
#01LINEN SHIRT
「私」をまとう、リネンのオーバーシャツ
初夏の服の楽しさは、「空気を着られる」こと。例えばこんなオーバーサイズのシャツで。1年で一番リラクシングな――ドライで軽い空気をふわりと着よう。ラフに着た後は、襟を立てても良いし、カフスをぐっとたくしても。フロントのボタンをルーズに開けて、さらに、裾に付いた小さなボタンでカシュクールにしたって素敵。そう、着方を工夫すれば「私、という空気」だってまとえるのだ。
#02LINEN SKIRT
「なりたい私」になれる、
リネンのマキシスカート
洗いのかかったリネンが描く、柔らかなフレアーのシルエットが、歩くたびにさらさらと動き、「着る人の輪郭」を柔らかく作ってくれる。「着手(きて)」にストレスを与えないコンフォタブルなディテールは、その人自身を、ゆったりとゆとりのある人に見せてくれるし、女性らしいラインは、おしゃれのモティベーションを上げてくれる。「こんな女性になりたい」が叶うスカート。
Tops ¥9,900 (1er Arrondissement)
Bag ¥22,000 (MAISON N.H PARIS)
Bangle ¥29,700 (ADAWAT'N TUAREG)
Sunglasses (大草 直子さん私物)
Tops ¥9,900 (1er Arrondissement)
Skirt ¥24,200 (1er Arrondissement)
Bag ¥22,000 (MAISON N.H PARIS)
Choker ¥25,300 (ADAWAT'N TUAREG)
Bangle ¥29,700 (ADAWAT'N TUAREG)
Sandals (大草 直子さん私物)
Sunglasses (大草 直子さん私物)
#03COTTON-LINEN KNIT
春から秋のさまざまな景色を、
このニットで楽しみたい
少し素肌が透けるほど繊細に編み立てたニットの、からりとドライな質感。コットンとリネンをブレンドした1枚は、湿度のある大人の女性の肌を引き立て、清潔な色気を引き出してくれる。手首をきゃしゃに見せるスリットや、鎖骨を美しく見せるネックラインなど、私を安心して預けられるデザインも特徴。こんな1枚があれば、春、初夏、夏、そして秋の初めまで、日本の細やかに変化する気温や湿度さえ味方にできる。
#04LINEN BLOUSE
こんなブラウスを迷った朝は。
「着る=素敵になる」が手に入るから
鎖骨を美しくアピールし、袖はふんわりと繊細で。後ろにぜいたくに入れた細かなギャザーは、なんと幸福そうなことか。着るだけで「素敵になれる服」があるのだとしたら、こんなブラウスなはず。インナーに合わせる素材や色、そしてカフスをどこまでたくすのか、さらに裾をインにするのかアウトにするのか――着方が、その人にゆだねられているのが良い。「私だけの素敵」を、着こなし方で探していけるから。
いかがでしたか? リネンだからこそ感じられるドライな肌触り、表情、そしてシルエット。素材にこだわると、おしゃれはより心地よく、より奥深く、より楽しくなります。ぜひ、参考にしてみてくださいね。さて次回は、本格的に暑くなる前に知っておきたい、大草さん流の「涼感コーディネート」をご紹介。5月7日(金)に公開予定です。お楽しみに!
大草 直子 エディター、スタイリスト
1972年生まれ。東京都出身。大学卒業後、現ハースト婦人画報社に入社。雑誌の編集に携わった後、独立。ファッション誌、新聞、カタログを中心にスタイリングをこなすかたわら、イベント出演や執筆業にも精力的に取り組む。2019年4月には新しいメディア『AMARC』を立ち上げた。講談社のWEBマガジン『mi-mollet』コンセプト・ディレクターでもあり、新著『飽きる勇気』ほか、インスタグラムも人気。
【SHOP】
4月16日(金)店頭販売 START
Styling & Text:Naoko Okusa
Photo:Taro Okabe
Hair & Make-up:Fuyumi Kubo(ROI)
Edit & Text:Ayako Suzuki(HRM)