1. NAOKO OKUSA SUMMER CLOSET × 1er Arrondissement

Vol.2
シルエットで魅せる、涼感アイテム


ファッションエディターであり、スタイリストである大草直子さんによる特別企画。
大草さんが、プルミエ アロンディスモンで夏のワードローブを整えるなら――?をテーマに全2回でお届けします。vol.2では、これからの季節にぴったりな、涼を感じられるアイテムをピックアップ。
着ている本人も見ためも涼しいアイテムの選び方、コーディネートの仕方を大草さんがレクチャーしてくれました。

STYLE 01

風を着よう、色を着よう。
私の周りの景色が変わるから

ドライなリネンは、「着ている私」も周りの人も涼しくする素材。大きく生地をとって、オープンなデコルテ、開いた袖、揺れる裾――風を一緒に着れば、さらに涼感がアップします。ウエストを絞らず着るときは、ラフィアハットをコーディネート、旅先にもぴったり。ウエストを締めれば、日常でも着られます。肌になじむ深いイエローで、その場所の景色も変えて。

STYLE 02

きちんとも、リラックスも。
黒のセットアップなら叶えてくれる

着心地が良くて、肩の力が抜けていて。けれど、どこかにきちんとした印象もある。そう、大人の「カジュアルアップ」は、こんなセットアップが実現してくれます。とろみのあるシックな黒、ラフィアのラフな黒、そしてレザーの強い黒――シャツ、パンツ、バッグ、サンダル……というシンプルなブラックコーディネートが、素材をレイヤーすることで、印象的な全身に。

STYLE 03

柔らかなシルエットで、
夏を涼しく美しく

流れるようなラインを描くトップスは、女性の身体をゆるやかに包み、どこまでもコンフォタブル。二の腕をきゃしゃに見せる袖のカッティング、丸くとった裾の輪郭。「着る」ことが、私たちのボディラインを立体的に縁取ってくれる――そんな、魔法のトップスです。あえて直線的なパンツを合わせバッグと靴はパンツの色になじませることで、上半身の美しさが際立ちます。

STYLE 04

繊細さと凛々しさ。
二面性を楽しめるワンピース

長く落ちた縦のタックラインは、フラジャイルな繊細さを。ハリのあるタイプライター素材は、キリッとした強さを。そう、女性のさまざまな表情を映したワンピース。ベルトを締めるとコクーン(繭型)のシルエットに、はずすとリラクシングな印象に。その日の気分、予定、会う人によって、異なる女性像が表現できます。たっぷり長さがあって、合わせる靴に困らないから、着こなしが自由に。

いかがでしたか? 肌を露出するだけではない、涼を感じるアイテム選び。大草さんがピックアップしたアイテムは、風を通し、涼し気に見せてくれるだけでなく、2WAYで着られたり、さりげなくスタイルUPを叶えてくれたりと、使い勝手のいいものばかり。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

また、大草直子さんが主宰するメディア「AMARC(アマーク)」では、本記事でご紹介したコーディネートを徹底分析! アクセサリーまで含めた、大草さん流の「涼感コーディネート」の組み立て方を動画お届けしています。ぜひ、合わせてご覧ください。

>> AMARCの特集ページはこちらから

スタイリスト:大草直子

大草 直子 エディター、スタイリスト

1972年生まれ。東京都出身。大学卒業後、現ハースト婦人画報社に入社。雑誌の編集に携わった後、独立。ファッション誌、新聞、カタログを中心にスタイリングをこなすかたわら、イベント出演や執筆業にも精力的に取り組む。2019年4月には新しいメディア『AMARC』を立ち上げた。講談社のWEBマガジン『mi-mollet』コンセプト・ディレクターでもあり、新著『飽きる勇気』ほか、インスタグラムも人気。

【SHOP】
5月14日(金)店頭販売スタート

Styling & Text:Naoko Okusa
Photo:Taro Okabe
Hair & Make-up:Fuyumi Kubo(ROI)
Edit & Text:Ayako Suzuki(HRM)

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